本記事では、VSCode(Visual Studio Code)でMarkdownプレビューを行う際、fontawesomeを有効にする方法を書きます。
はじめに
なりゆき
Markdownで資料を作るという作業が発生したのですが、見栄えが悪いということで、せめてFont Awesomeを使うかという話になりました。
その際、ちょっとハマったので、自分用のメモと同じことをやりたい方向けにこの記事を書くことにしました。
Font Awesomeとは?
こちらです!
ざっくりいうと、文字と同じ扱いで(Twitterとかの)アイコンを表示してくれるサービスです。(※自分は開発で使ったことがない)
詳細やどんな使い方ができるん?というのを知りたい方はこちらからどうぞ!
本題
使用するリポジトリ
こちらになります。
VSCodeユーザーなら、Download後、readme.md
をプレビューやPDF出力していただければ、そのままFont Awesomeが使えることが確認できるようになっています。
手順
では手順を書いていきます。
Font Awesomeのダウンロード
Font Awesome - Downloadページを開きます。
Free fot Webをクリックし、圧縮ファイルをダウンロードします。ダウンロード完了後に展開したフォルダ一式は、Markdownを書くディレクトリ配下に配置します。
こんなディレクトリ階層になるイメージです。
vscode-markdown-fontawesome ├── fontawesome-free-5.7.2-web └── readme.md
ワークスペース用settings.jsonの編集
コマンドパレット(メタ+Shift+P)を開き、"setting"と入力するとこのような候補が表示されると思います。
基本設定: ワークスペース設定を開く
をクリックします。その後、開かれた設定ウィンドウの検索テキストエリアに"json"と打ち込みます。
すると"settings.json で編集"
というリンクが表示されます。こちらをクリックし、表示された.vscode/settings.json
に以下"markdown.styles"
の設定を追記、保存します。
.vscode/settings.json
{ "markdown.styles": [ "./fontawesome-free-5.7.2-web/css/all.min.css" ] }
これにより、作業中のワークスペース配下で記述するMarkdownに対して、Font Awesomeが有効になります。
注意「絶対パスはダメ、相対パスを入力すること」
「"markdown.styles"
への設定を絶対パスにすれば、どのワークスペースでも有効になるじゃん」という意見もあると思います。(私も同じことを考えました。)
ただ、VSCode側で絶対パスの指定を禁じているみたいで、絶対パスを指定するとFont Awesomeが有効になりませんでした。
禁じられている理由はこちらの記事が参考になりました。ありがとうございました!
Markdownプレビュー、PDF出力
では、試しに以下をmdファイルに入力してプレビュー表示させてみます。
# markdownでfontawesomeを使うよ in VSCode ## サンプル - <i class="fab fa-twitter"></i> [Twitter - ざき](https://twitter.com/zucky_zakizaki) - <i class="fas fa-sticky-note"></i> [note - ざき](https://note.mu/zucky_zakizaki) - <i class="fa fa-fw fa-map-marker"></i> [野毛(桜木町の裏の主役)](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%AF%9B%E7%94%BA)
右側がプレビュー表示です。うまく出力されていますね!
こちらのMarkdownをPDF出力するプラグインを入れて、PDF出力も試してみます。
PDFにも問題なく出力されていますね!これでVSCode x Markdownでも資料がささっと作れそうです。
おわり
もし誤りや気づき点等ありましたら、ぜひFBいただけると嬉しいです!
(完全に自分用メモの記事だったのですが、いつか誰かのためになればいいな...。)